2005年08月10日

not建築物

サグラダ・ファミリア
 「サグラダ・ファミリア 聖家族」中山可穂著

 「サグラダ・ファミリア」と言っても有名な某建築物にあらず。サブタイトルにもなっていますが、イタリア語で「聖なる家族」と言う意味です。

 始めに言っておきますが、フィクションにも拘らず同性愛に対して否定的な感情を持っている方は読まない方が宜しいかと。フィクションをフィクションとしてきちんと読める方は、気が向いたら読んでみてください。

 この本で印象に残っているのが「指」の描写。主人公がピアニストと言う事もあるのかもしれませんが、指の動きがきちんと意図されたように思い浮かぶのが、ものすごく不思議に感じました。
 それと同じくらい強烈な印象だったのが「梅ばあ」。この著者の作品は割と表現が大げさ、というかまぁ好みが分かれるなという書き方なのだけれど、私は初めて読んだこの作品の、梅ばあの描写にやられました。
 

 どこかで「どうせ結婚するのなら『出来ちゃったから」より』『利害が一致しましたので』と言ってしたい」と誰かが書いていたフレーズが、妙に心に残っているのですが、正しくその典型のエンディングだったと今思います。

 正しく「一目ぼれ」というか「初対面で心臓を打ち抜かれた」とかそういう表現がピッタリの出会いをした本でした。当然、私の本棚の「大切な本5冊」にこれも入っています。後の4冊も機会があればここで。


 ちなみに私は文庫版よりもハードカバー版の方が好み。と言うわけでいつも画像は文庫版で、自分の手許にあるのも文庫版だけれど、今回はハードカバー版にしてみました。


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Posted by shiorion at 21:17│Comments(0)books
 
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