表紙買いもほどほどに

shiorion

2005年10月27日 12:57


楽園のつくりかた」笹生陽子/角川


 いつものように例のごとく表紙買いをして、見事に裏切られた本。
 ・・・や、期待外れという訳ではなかったのですが。
 中学生が主人公の一人称で書かれた筆体。どうにもデジャウを感じると思ったら私のなかの「あさのあつこ氏」の、作品を読む前のイメージが正にこれだったことを思い出しました。

 展開としては良いと思うのだけれど、うーん。
 児童文学としたら多分これが最高傑作に匹敵すると思うけれど。


 なんとなく、読んでもすぐに忘れてしまう。
 そんな印象です。


 なんでだろう。
 確かにうまいけれど、くせがないというか。優等生っぽいというか。




 ・・・・・・とりあえず、田中芳樹の派手さにしばらく浸りきってからの、こちらの読書はおすすめしないとでも言っておきましょう。私が上のように感じた原因は多分、最近これをやらかしていた自分のせいだと思います。




 それにしても最近読む本に、よくファッション関係が出てきます。「ロックンロールミシン」しかり。・・・そういう時期なのでしょうか。
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